日本の経済統計と転換点
279 1人あたりGDPのドル換算 - 国際比較の注意点とは?

主要先進国の1人あたりGDPについて、OECDで公開されている4パターンのドル換算値についてご紹介します。絶対値として比較するのは、名目の為替レート換算を基本とし、購買力平価を合わせて眺めるようにすると良いように思います。

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278 ドル換算8つの表現方法 - 国際比較のポイント

国際比較をする際のドル換算の8つの表現方法について確認してみました。絶対値を比較する場合は、名目の為替レート換算を基本とし、成長率では実質を、生活実感に近い指標では購買力平価換算を合わせて見てみるといった使い分けが必要と思います。

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231 実質賃金低下の謎 - 要注意な物価指数と実質値の関係

日本の統計データの実質賃金は下がっていますが、OECDデータの平均給与実質値は横ばいが続いていて乖離があるようです。共通の平均給与名目値を使って、異なる物価指数で実質化する事で、両者の違いの謎に迫ります。

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228 GDPと給与の名目と実質 - 実質化で異なる2つの指標

1人あたりGDPと賃金について、名目値、実質値の成長率を比較します。日本は両指標とも名目値は停滞していますが、実質値では1人あたりGDPは成長していて、平均給与は停滞しています。名目値が停滞していること自体が特殊ですが、実質値のこのような変化も先進国で4国程度とやはり特殊な状況と言えそうです。

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193 産業別に見る経済成長の特徴 - 名目・実質GDP変化率

主要国について産業別の名目GDP、実質GDP成長率の相関図を比較していきます。主要国共通のポイントも多い中、各国の特徴も良くわかります。また、他国と同じような一般的な成長をしている産業が存在しないという、日本の特殊な状況も可視化されます。

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180 日本経済の中身の変化 - 実質・名目の関係性

日本の経済活動別GDPについて、名目値、実質値、物価(デフレータ)との関係を、1つの相関図にまとめてみます。どの産業で変化が起こっているのかが一目でわかるのではないでしょうか。やはり最大産業の製造業の異質さが際立ちます。

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178 実質成長・名目縮小の製造業 - 実質GDPの変化

日本のGDP生産面について、産業・業種ごとの実質値推移を確認していきます。名目値では縮小している製造業ですが、実質値ではプラス成長をしている事がわかります。特にコモディティ化の進む半導体に関連した業種は名目値で縮小、実質値で成長という特殊な状況にあるようです。

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116 実質と名目の違いとは? - 間違いやすい実質値の見方

GDPの「実質値」と「名目値」の違いとはどのようなことでしょうか?特にデフレの続く日本では、実質GDPのグラフを見ると順調に成長しているように見えます。しかし、名目GDPのグラフは明らかに停滞しています。この違いは何故生じるのでしょうか?

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096 実質的な支出は増えてる? - 少しずつ増える日本の消費

主要国の1人当たり実質GDPの推移について可視化します。人口増加や物価上昇の影響を排除しても、日本とイタリア以外の主要国は、緩やかながらも着実に豊かになっているようです。人口減少が既に確定している日本では、「規模の経済」ではなく国民「1人1人の豊かさ」を求めていく事に発想の転換が必要なのかもしれません。

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026 実質成長・名目停滞の日本 - 経済成長の特徴が異なる国

OECD各国との実質GDP、名目GDP、民間消費、賃金などの指標を比べてみましょう。先進国の中で日本だけが取り残されている姿が浮き彫りになります。成長だけが全てではありませんが、このような異常ともいえる状況は日本経済の停滞を端的に表していると思います。

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