日本の経済統計と転換点
125 設備投資の減る日本企業 - 規模による投資格差

国内外の有価証券投資を増やす日本企業ですが、一方で国内の設備投資は減らしているようです。
労働者1人あたりに直すと、どの企業規模でも4割程度削減している状況だという事がわかります。国内が経済成長していないから投資しないのか、投資をしないから経済成長しないのか、いったいどちらでしょうか。

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日本の経済統計と転換点
124 事業投資から金融・海外投資へ - 日本企業の資産・負債詳細

日本の企業は、有価証券の増大が大きく、大企業でその傾向が顕著です。一方で、借り入れは増えず、有形固定資産が増えていません。つまり、本来企業が行うべき、付加価値を上げるための投資が増えていないという事になります。つまり事業を成長させる投資を行わず、金融投資という資産運用ばかりになってしまっています。

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123 企業の負債と資産 - 増え続ける純資産

日本企業の資産と負債、純資産の推移についてフォーカスしてみます。中小零細企業は1995年頃から負債が減少し停滞しています。資産もほとんど増やさず、差し引きの純資産が徐々に増加しています。大企業は、負債が微増し、資産が大きく増えるr事で純資産が積み上がっています。企業は負債を増やさず、純資産を増やす存在になっています。

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122 豊かになり続ける日本企業 - 資産と負債の推移

日本企業の資産や負債、純資産に着目します。大企業はわかりますが、実は中堅企業や中小零細企業でも、近年急激に純資産が積み上がっています。利益が空前の水準になっていますので、当然ではありますが、一方で労働者は貧困化しています。企業と労働者での付加価値分配のバランスが悪いようです。

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049 自動車産業の資産と投資 - 国内の設備投資は停滞!?

日本の自動車産業のストック面や設備投資について確認してみました。設備投資はアップダウンしつつ停滞が続いていて、資産のうち有形固定資産が増えていないようです。一方で投資有価証券は右肩上がりに増え続け、純資産の嵩上げに大きく寄与しているようです。

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003 内部留保は衰退への道? - 純資産が増え続ける日本企業

サラリーマンが貧困化している状況は分かりましたが、一方で労働者を雇用している企業の方はどうでしょうか。やはりサラリーマンと同様に衰退がはじまっているのでしょうか。企業の資産と負債を可視化する事で、現在の日本企業の状態を確認してみましょう。

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