日本の経済統計と転換点
170 日本製造業の歪なグローバル化 - 産業の空洞化は日本だけ?

日本製造業のグローバル化についてフォーカスします。日本の製造業は、自国企業の海外進出(流出)は大きく進んでいますが、他国企業の日本への進出(流入)が極端に少ないグローバル化が進んでいます。ドイツやアメリカなどは双方向的なグローバル化なのに対して、流出一方に偏った極めて歪な「日本型グローバリズム」ともいえる状況です。

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日本の経済統計と転換点
108 日本企業の海外事業 - 国内停滞の一方で成長続く海外

日本の政府統計から、日本企業の海外進出についてグラフ化してみます。現地法人の企業数、従業者数、売上高、利益いずれも右肩上がりで増大しています。日本へのビジネスの流入がほとんどなく、流出一方の日本型グローバリズムの実態を感じていただけると思います。

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日本の経済統計と転換点
105 日本経済の特徴と課題 - 統計から見える日本の特殊性

ブログを始めたきっかけと、狙いについて改めてまとめてみます。これから日本経済が再生していくには、中小企業経営者が、学び投資して、付加価値のある事業を創り、労働者に分配していくという、「普通の経済活動」を思い出す必要があるのではないでしょうか。

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047 自動車生産のグローバル化 - 生産・販売・輸出の推移

自動車の生産台数の推移を眺めてみます。日本は国内販売が縮小しつつ、国内生産も減少しています。一方で海外生産は加速していて、近年では国内生産の2倍以上の規模に達しています。

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031 日本型グローバリズムの特徴 - 海外事業と国益の関係とは?

企業の海外展開ばかりで、外資企業の日本進出が極めて少ないという流出一方の特徴を持つ「日本型グローバリズム」について、より詳細な統計データを見ていきます。日本経済において、日本型グローバリズムによって失われたものとは何でしょうか。

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030 日本型グローバリズム - 産業の空洞化は日本だけ!?

世界の経済がグローバル化していると言われています。企業の多国籍化=グローバリズムについて取り上げます。日本は企業活動の流出(Outward)が急増しているのですが、国内へのビジネスの流入(Inward)がほとんどありません。他の先進国が双方向的なのに対して、流出に偏る日本型グローバリズムというべき状況です。

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