日本の経済統計と転換点
314 雇用者の労働時間あたり付加価値 - 生産性の国際比較

労働生産性の指標となる、雇用者の労働時間あたり付加価値について国際比較してみました。時間あたりだとドイツ、フランスの水準が高く、更に個人事業主の影響を除外しているためイタリアの水準も高いのが特徴的です。日本は先進国でも低位となります。

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313 雇用者の労働生産性 - 雇用者1人あたり付加価値

労働生産性の尺度として用いられる労働者1人あたりGDPでは、GDPの中に家計の営業余剰・混合所得が含まれるため、労働者の実際の生産性を計算している事にはなりません。個人事業主の影響を除外した雇用者1人あたり付加価値について計算し、国際比較してみました。

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311 平均労働時間とは何か - 労働者と雇用者の違い

OECDの生産性の計算に用いられる、労働者数と平均労働時間について、日本の国内データとの整合性を確認してみました。基本的には内閣府の国民経済計算のデータを基にしているようですが、平均労働時間については個人事業主の寄与分を調整しているかもしれません。

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306 日本の実質労働生産性 - 年間と時間あたりの差

日本の労働生産性について、基準年を変更しての実質値の計算結果をご紹介します。労働者1人あたりGDPは名目では停滞が続いていますが、実質では上昇傾向のようです。

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302 金融保険業の平均時給 - 高水準でも低順位

情報通信業と共に水準の高い金融保険業の平均時給(労働時間あたり雇用者報酬)について国際比較してみました。国内の産業間では平均時給が高い水準ですが、国際比較すると大きく順位が後退し、相対的に対価が低く抑えられているようです。

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289 臨時労働者の雇用保護 - 日本の有期・派遣契約の特徴

臨時労働者の雇用保護について、OECDの雇用保護指標を確認し、各国の状況を比較します。日本は一般労働者と同様、アメリカやイギリスに近く、先進国の中ではかなり規制の緩い国のようです。

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286 日本は解雇しにくい国? - 雇用保護指標の国際比較

OECD各国の雇用保護指標を比較してみます。最新の2019年のデータでは、日本は先進国の中でも規制がやや緩く比較的解雇しやすい国になるようです。

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283 パートタイムばかり増える日本? - 毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査の結果から、日本の労働者の就業形態別人数や現金給与総額の推移を可視化してみました。比較的低賃金のパートタイム労働者ばかりが増えているので、平均給与が下がっている側面がありそうです。

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280 日本はパートタイムが多い? - パートタイム雇用率の国際比較

先進国各国のパートタイム雇用率について比較してみました。日本は先進国平均より少し高い水準から徐々に高まり近年では、OECDで4番目、G7で最も高い水準に達しているようです。

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250 高齢者が働く日本 - 高齢世代の就業率・失業率

65歳以上の高齢世代について、就業率や失業率を国際比較してみます。日本は高齢化が最も進む先進国ですが、高齢世代の就業率が高く、労働者に占める高齢世代のシェアは極めて高い水準です。働く高齢者が多い国という特徴があるようです。

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