日本の経済統計と転換点
244 物価比率と購買力平価 - 指標の意味を考える

1人あたりGDPの推移で為替レート換算値と購買力平価換算値の比較をしてみました。購買力平価換算値は物価比率で補正した数値になるため、滑らかなグラフとなる反面現実との乖離も大きそうです。

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243 ドル換算は為替?購買力平価? - 換算方法による違い

1人あたりGDPについてドル換算する場合の、為替レート換算値と購買力平価換算値の違いを比較してみます。為替レート換算が為替変動によって揺らぎが出るのに対して、購買力平価換算は滑らかな推移となりますが、アメリカとの物価比率も補正されている事に注意が必要なようです。

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242 購買力平価って何? - 計算方法と検証

為替レートともに、ドル換算によく用いられる購買力平価について、その意味や計算方法を確認してみます。購買力平価は両国の物価変化率の比に比例するという計算がされていて、両国間の物価比率を踏まえた通貨の交換比率となります。購買力平価換算は、ドル換算してさらに物価比率で調整した数値になる事を意識する必要がありそうです。

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129 日本の物価 - モノが高くサービスが安い

日本の物価比率は、民間の消費だけではなく、政府サービスや機械設備などの物価についても考慮されています。機械設備は価格が下がっているようですが、建設はむしろ大きく価格が上がっています。需要に対して大きく供給が減っている分野という事なのかもしれません。

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128 日本の物価は高い? - 意外と高い日本の食べ物

1990年代に世界一の水準だった日本の物価比率は、長引くデフレと共に先進国の標準並みに落ち着いてきました。その中で、私たちの日常生活に身近なものでは、食品がかなり高い水準のようです。また、娯楽・文化や通信についてはむしろ価格が上がっているようです。

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127 物価比率とGDPの関係 - 強い経済を維持できなかった日本?

物価比率(Price Level)と1人あたりGDPとの相関を見ると、強い正の相関がある事が分かります。日本は1990年代後半に世界一の物価水準に達し、1人あたりGDPも高い水準でしたが、物価比率の下落と共に1人あたりGDPも下落しています。日本は現在では、先進国の中で普通の国となっています。

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126 日本の物価比率とは? - 海外との相対的な物価の変化

日本は1995年頃、極めて高い物価比率に達しました。その後デフレによる経済停滞と共に、国際的な物価比率も下落しています。直近では先進国の中でも中程度の水準まで落ち込み、普通水準の先進国となっています。

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059 物価比率って何だろう? - 相対的に低下する日本の物価

購買力平価と為替の差から計算される物価比率について、主要国の比較をします。日本はかつて物価比率でも世界一になっていますが、その後の凋落とともに物価比率も低下しています。

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