日本の経済統計と転換点
169 株式と為替の関係変化 - 円高・株高から円安・株高へ

日本は輸出依存度が極めて小さい国ですが、輸出に有利な通貨安になるほど株高になるという傾向は現在も続いています。株式総額と企業の純資産、為替の関係から、日本企業の変質のヒントを探ります。

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日本の経済統計と転換点
124 事業投資から金融・海外投資へ - 日本企業の資産・負債詳細

日本の企業は、有価証券の増大が大きく、大企業でその傾向が顕著です。一方で、借り入れは増えず、有形固定資産が増えていません。つまり、本来企業が行うべき、付加価値を上げるための投資が増えていないという事になります。つまり事業を成長させる投資を行わず、金融投資という資産運用ばかりになってしまっています。

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日本の経済統計と転換点
123 企業の負債と資産 - 増え続ける純資産

日本企業の資産と負債、純資産の推移についてフォーカスしてみます。中小零細企業は1995年頃から負債が減少し停滞しています。資産もほとんど増やさず、差し引きの純資産が徐々に増加しています。大企業は、負債が微増し、資産が大きく増えるr事で純資産が積み上がっています。企業は負債を増やさず、純資産を増やす存在になっています。

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日本の経済統計と転換点
081 日本企業の変質 - 稼げないけど儲かる主体へ

日本企業が稼げなくなり、労働者への分配を抑制し、国民の貧困化が進んでいる、端的に言えばこれが現在日本で起こっている経済停滞の流れではないでしょうか。日本企業が稼げなくなったのは明確に1990-1991年のバブル崩壊によるものです。その中で、何とか利益を出そうと人件費を抑制し海外展開を進めています。その実態を追います。

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