日本の経済統計と転換点
086 投資の減る日本 - 政府の消費支出は増加

支出面のGDPについてアメリカ、ドイツと日本の推移を比較します。低成長で緊縮財政と言われるドイツでも、家計最終消費支出も政府最終消費支出も、総資本形成させ順調に右肩上がりです。一方日本では、家計最終消費支出は停滞し、総資本形成は大きく減少し停滞しています。日本全体が投資をしなくなってしまったのは何故でしょうか。

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085 先進国の経済成長の特徴 - 日本経済の特殊性

GDP、家計最終消費支出>労働生産性、平均賃金>消費者物価指数(CPI)という順番で経済成長していく先進国型の経済成長の標準型が、G7だけでなく他の高成長国でも当てはまるのか確認してみます。韓国、スウェーデン、メキシコ、ギリシャについての経済成長の形を可視化してみます。

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084 経済成長の共通点とは - GDP > 給与・生産性 > 物価

日本経済の転換点となった1997年を起点にして、G7各国のGDP、家計最終消費支出、労働生産性、平均給与、CPI、1人当たりGDPの成長率を比較します。主要国の経済成長の特徴として、GDP、家計最終消費支出>労働生産性、平均所得>CPIという特徴が見えてきました。これに対して日本経済のカタチについても可視化します。

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083 先進国から滑り落ちる日本? - 長期停滞の行きつく先とは

1人当たりGDP、消費者物価指数、労働生産性それぞれについて、日本の転換点となった1997年からのG7各国の成長率を可視化します。そして、唯一成長していない日本が他の主要国同様に成長したと仮定した場合の、あったかもしれない推移を可視化してみます。日本はこの20年程でとんでもなく大きなものを失ってきたようです。

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082 平成時代で失った日本の成長 - 1997年という転換点

OECDの統計データから、G7各国の1人当たりGDP、平均所得、家計消費について、日本経済の転換点となった1997年からの変化を可視化します。日本だけが停滞している状況ですが、もし他の主要国並みに経済発展していたとしたら、、、も考えてみましょう。日本経済が平成時代に失ったものはあまりにも大きいようです。

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056 家計消費とGDPの関係 - 最大の支出項目は何か?

日本経済の成長鈍化が著しい中で、最も割合が多く成長を牽引する消費について着目します。GDP以上に成長が止まっている日本の家計消費ですが、他の国はどのような状況でしょうか。消費と経済成長の関係を可視化します。

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055 支出を増やしているのは誰? - 政府の消費支出増加

GDPの支出側の項目を時系列データで可視化する事で、日本の誰がお金を使わなくなったのかを整理してみます。1997年を機にGDPが停滞していますが、主に家計消費が停滞したこと、総資本形成が減少し、政府最終支出を相殺していることが考えられそうです。日本が成長軌道に戻るためのヒントが浮き上がってきます。

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041 世界シェアで見る日本経済 - かつて大きな存在感のあった国

Penn World Tableの長期データから、世界における主要国のGDPシェアを可視化していきます。日本の成長、急伸と凋落が可視化されます。かつて最も輝いていた時代には世界の2割近くのGDPを占めていた日本ですが、既に5%程度のシェアまで凋落しています。

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040 国際比較で眺める日本経済 - 唯一経済停滞が続く国

公開されているPenn World Tableの長期データから、主要国のGDPや1人当たりGDPの変遷を可視化します。戦後から圧倒的経済大国であり続けるアメリカ、急激な経済発展からの停滞を続ける日本、近年急速に発展し先進国を抜き去っていく中国など、主要国の経済発展の趨勢を確認してみましょう。

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039 日本経済の転換点はいつ? - 長期推移で見る経済指標

日本経済の長期変遷を改めてまとめてみます。経済的なイベントとともに、どのように日本経済が変化してきたのでしょうか。大きな変換点は1997年です。まさに日本が変わったと言えるこの年に、一体何があったのでしょうか。

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