経済統計
271 企業の金融勘定 - 日本企業の極端な変化

主要国企業の金融勘定について対GDPの比較をしてみました。他の主要国は年ごとに負債と金融資産を同程度増やして均衡しているのに対して、日本は1998年を機に大きく赤字主体から黒字主体へ転換しています。日本の企業活動の異質さが可視化されます。

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経済統計
270 家計の金融勘定 - 日本でお金が増えたのは1990年代まで

家計の金融勘定について、対GDP比で各国比較してみました。日本は1980年代~2000年頃までかなり高い水準が続き、その当時に家計が金融資産を蓄積したものと考えれそうです。安定して推移するドイツ、フランスや資金過不足がむしろマイナスのカナダなど、各国で特徴がありそうです。

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経済統計
269 金融勘定の対GDP比 - バブル崩壊までの特殊状況とその後

日本の各経済主体の金融勘定について、対GDP比での推移を眺めてみます。バブル崩壊までは、家計は年間10%前後の資金余剰が続いていて、特に現金・預金は5~10%の増加が続いていました。企業や政府の挙動の変化も、対GDP比で見ると興味深い気候がありそうです。

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経済統計
268 金融勘定で見る日本経済 - 企業の挙動と政府のリアクション

日本の各経済主体の金融勘定の詳細を眺めてみます。どのタイミング度どの主体が、どのような挙動をしていたのかが良くわかります。特にバブル崩壊を機に変質した企業が、今後も大きな黒字主体であり続けるのか、とても興味深いところです。

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