バフ研磨機

技術の強み

研磨加工は、都内でも対応できる業者が激減していますが、当社では社内に経験豊富な職人を揃え、全て自社内で行っています。
バフ研磨とハンドポリッシングの2系統の研磨技術を使い分け、お客様の多種多様な研磨のご要望にお応えしています。
自動化ができず大量生産に不向きな、複雑形状の研磨加工を得意としています。

特に、寸法変化を1~2μm程度に抑える高度な精密研磨加工の技術は、半導体製造装置や食品・医療機械部品のお客様に高く評価されています。

当社の特徴

フルサービス対応

部材(材料、板金加工部品、機械加工部品)の手配から、溶接後の二次加工まで一括して対応いたします。食品機械や医療用部品の溶接には、ビードカットと研磨も併せて受託可能です。

2系統の研磨技術

バフ研磨と精密研磨の2系統で研磨技術を使い分けることで、様々な研磨のご要望にお応えしています。

熟練の職人技

精密研磨加工で寸法変化を1~2μm程度に抑える高度な技術を持つ熟練の職人が研磨を行っています。

粗研磨技術

現在都内でも対応できる研磨業者が極端に少ない粗研磨と中仕上研磨を経験豊富な技術者が行っています。

バフ研磨加工

研磨風景

祖業が薄板板金屋ならではの、独自のバフ研磨を行っています。
通常は板金加工業者と研磨加工業者は全く別の業種です。

板金加工業者の研磨は、流し台や架台などの製作工程で溶接ビードをグラインダーで削り落とし、フレキシブル仕様の研磨機で磨く程度のものです。
ヘアライン仕上げや#400仕上げが標準的な仕様となります。
研磨加工業者の研磨は、#600以上の細かい番手の研磨布で表面を小刻みに整えていく繊細な工程です。

当社では、その両者の長所を生かした研磨手法により、主に医療器具や食品機械用部品などの研磨加工を効率的かつ丁寧に実施することができます。

加工工程

バフ研磨機

STEP1 粗磨き

粗研磨は主にグラインダー系の工具を使用し、熟練技術で形を整えながら磨きます。最も技術力の求められる工程です。概ね#150程度の研磨加工となります。この粗研磨は現在都内でも対応できる研磨業者が極端に少ないのですが、当社では30~40歳代で経験豊富な作業者が対応致します。

STEP2 中仕上磨き

中仕上研磨は、いわゆる“鉄バフ”と呼ばれる道具を使用した研磨加工となります。鉄バフは、円筒状の布地に研磨粉を膠で塗り付けた道具で、エメリーバフとも呼ばれます。布地を形状に応じて成型することで、様々な形状に合わせた研磨が可能になります。この鉄バフによる中仕上研磨も、都内近郊では対応できる研磨業者が激減している分野です。概ね#250程度の仕上がりとなります。

STEP3 仕上磨き

仕上研磨はサイザルバフによる研磨加工となります。麻を編み込んだサイザルバフに、研磨材を塗布して磨きます。#400程度の仕上がりとなります。#400以上はネルバフやフェルトバフなどにより、研磨面をより細かく仕上げていきます。
ご要望に応じて、ヘアライン仕上げ、サテン仕上げなどにも対応しています。

バフ研磨加工例

医療器具

医療器具の研磨加工

いわゆる鉗子と呼ばれる鋼製器具(ステンレス、真鍮)を中心に、医療器具の研磨加工を請け負っています。鋳肌や機械加工目の状態から粗磨き、中仕上げ、仕上げ磨きを行い、成形しながら#400までの研磨加工を行います。現在のところ300個/月程度の実績があります。

食品機械部品

食品機械部品

食品機械部品の溶接後の研磨仕上げを行っています。ビードカットから、中仕上げ、仕上げ磨きを行います。溶接の欠陥がでても、社内にて即座に埋めて再研磨できますのでスピーディな対応が可能です。

医療器具のバフ研磨

ジョイント

当社ではエメリーバフやサイザルバフを使用し、医療器具(鉗子などの鋼製器具他)や食品機械部品の研磨加工を得意としています。
多品種少量で複雑形状のバフ研磨は最も職人技が必要な加工分野の一つです。
当社では、鋳造品や鍛造品素材からの粗磨きから、#400の仕上げ磨きまで一貫して対応可能です。

精密研磨加工

精密研磨加工は、当社ではラッピング加工やハンドポリッシングなどとも呼んでいます。

バフ研磨はバフ研磨機による回転力で研磨加工を行う工程ですが、精密研磨加工は特殊な研磨材を使用して、形状に合わせて手で磨いていきます。

バフ研磨と比べると、加工時間を要しますが、きめ細かい研磨加工が可能です。#300~#1500程度を標準として対応しております。主に精密機械部品の表面研磨に使用します

半導体製造装置や食品・医療機械部品では、機械加工の切削目(カッターマーク)が腐食等の原因となり問題となります。このような切削目を寸法を変化させずに消し、表面を整えることができるのが精密研磨加工の技術です。

寸法変化0.01mm以下
元になる部品の表面粗さによりますが、寸法変化は0.01mm以下となります。(元がRa1.6程度であれば、概ね2~3μm程度)
表面粗さはRa0.8程度が標準となりますが、予算が許せばRa0.2程度までは実現可能です。

当社でも1名しかできない高度な技術となります。精密部品の研磨だけでなく、芸術品や記念品の研磨としても多数ご依頼をいただいております。

ラッピング加工

実際にラッピング加工を施した例です。左はラッピング加工前、右がラッピング加工後です。

ラッピング加工前は、カッターマークが浮かんで見え、全体的にくすんでいます。

ラッピング加工後は、カッターマークが除去され、全体的に光沢感が出ます。
映り込んだ形状の輪郭線がはっきり見える事でもその違いが確認できるのではないでしょうか。
実際の表面粗さはRa0.4~0.8μm程度です。

精密研磨加工例

医療機器部品

医療器具

機械加工仕上げの高精度な加工部品を、寸法精度を損ねることなくRa0.4程度の準鏡面状態まで仕上げています。

アルミ曲面加工部品

オブジェ

曲面を持ったアルミ部品の表面研磨を行いました。バフ研磨だと角がダレてしまって、せっかくの切削加工の形状を台無しにしかねません。傷つきやすいアルミ素材もハンドポリッシングであれば寸法変化なく、きめ細かい仕上げが可能です。Ra0.4程度の準鏡面まで仕上げています。