日本の経済統計と転換点
274 金融機関の金融勘定 - 経済活動の拡大と収縮

金融機関の金融勘定 対GDP比について、主要先進国での推移を比較してみます。その国の金融取引が総合的に可視化されます。リーマンショックまでの拡大から一転して極端に収縮するアメリカ、フランス、イギリス、ドイツと、その前から収縮していた日本、イタリア、安定的に推移しているカナダといった特徴があるようです。

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267 金融資産・負債比較 金融機関編

G7各国の金融機関の金融資産・負債残高を比較してみます。日本は1997年には圧倒的な水準に達していました。特に金融資産のうち貸出と、負債のうち現金・預金が多かったようです。長引く停滞の末、最近では他国並みに落ち着きつつあります。

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262 金融機関の金融資産・負債残高 - 経済活動を写す鏡

G7各国の金融機関について、金融資産・負債残高を眺めてみます。各国とも基本的には金融資産も負債も増えていて、ほぼ相殺します。イギリスやイタリアがリーマンショックで変調している様子や、日本の金融機関の貸出が長期間にわたって目減りしている様子も確認できます。

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072 金融機関の役割って何? - 各主体の金融活動の記録

日本銀行の資金循環統計データより、金融機関の金融資産と負債の推移を可視化します。企業や家計が借り入れを増やさない事で、金融機関としては貸し出しが停滞しています。その代わり対外証券投資を増やしている状況ですが、それ以外にも金融機関の担う役割が見えてきました。

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