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TIG溶接加工とは

溶接風景

TIG溶接加工とは、アルゴンなどの不活性ガスを吹きかけながら、母材同士を溶かし合わせて接合する溶接技術です。

他の溶接加工技術に比べて、繊細な溶接が可能とされています。

ステンレス製のシンクなど板厚1mm程度の薄物から、建築機材や機械加工品の厚物溶接まで対応する事が可能です。
熟練の技術で、歪みの影響が大きいステンレスの溶接も得意としています。

サニタリー管や医療器具なども、溶接と研磨を社内で一貫して対応可能です。

当社のTIG溶接加工の特徴

一貫した全行程対応

溶接の高い技術力と、前後工程まで含めて対応可能な総合力でどのようなご要望にも一貫して対応することが可能です。
材料調達、部品の製作、治具の設計・製作から、溶接後の後処理、機械加工による2次加工まで一括してお受けできます。
もちろん、部品を御支給いただき、溶接加工のみご依頼いただく事も可能です。

高い溶接技術

パイプなどの丸物の全周溶接や3次元的な形状にも対応しています。
必要に応じて、専用の治具を設計・製作いたします。
1mm未満の薄板や、歪みを抑えた全周溶接、Φ1mm未満の線材溶接など、高難易度な溶接加工に強みがあります。

多様な部材に対応

ステンレス、鉄はもちろん、アルミの溶接も可能です。
特に医療機器の製造には、SUS420やSUS630が用いられますが、実績も豊富です。

多様な溶接が可能

協力企業のネットワークで、ロウ付け、レーザー溶接、ビーム溶接、スポット溶接など多様な溶接にも対応します。

建築、医療、食品関係はもちろんですが、半導体関連や精密機器の分野でも多くの実績がございますので、安心してお任せください。
リード線などのΦ1mm程度までの線材溶接も実績があります。

TIG溶接加工の加工例

溶接アート

溶接アート

当社のTIG溶接技術は熟練の作業者により、高い水準を維持し、更に深化を進めます。

このオブジェは、溶接の肉盛りのみ(ワイヤーとベース部除く)で作成しました。
当社の溶接技術のサンプルとして使用しています。

3Dペンのステンレスバージョンともいえるこのような作品は、溶接ビードを細かく一定間隔で繋げていける技量が無ければ製作する事はできません。

食品加工機械部品

溶接撹拌子

食品機械部品の接合部を溶接して研磨仕上げします。
強度を保つために変形を考慮しながらの肉盛り溶接は熟練を要しますが、全体で±0.5mm程度の寸法精度に抑えながらの溶接と、研磨仕上げを行っています。

アルミの溶接

アルミ溶接

アルミ合金の溶接には専用の溶接機が必要となり、溶接にも高い技能がひつようとなります。
当社ではアルミの溶接にも多くの実績があり、機械部品から板金部品まで幅広く対応しています。

ステンレス薄板の溶接

シンク

溶接歪みの出やすいステンレスの薄板も、歪みを最小限に押させて溶接可能です。
溶接後の処理は社内工程で対応可能です。
焼け取り、ビードカット、#400研磨、ヘアラインなどご要望に合わせてご指定下さい。

TIG溶接加工による撹拌子の製作

立体型撹拌子

当社では長年ステンレス製の撹拌子の製作を続けてきました。
回転軸との同軸度を保ちつつ、バランスよく組み立てていくには、溶接とバフ研磨を組合わせる職人技とデジタル技術の融合が必要な分野です。

溶接組立式、総切削式、鋳造式など、様々な撹拌子の製作が可能です。


新しい形状の製作なども是非お問い合わせ下さい。

TIG溶接に関するお問い合わせ

当社のTIG溶接についてご不明な点やご要望がございましたら、下記よりお気軽にお問合せ下さい。

高難易度のものなどは、試作・トライからの対応も可能です。

<お問い合わせ先>
株式会社⼩川製作所
営業・技術担当 ⼩川宛
TEL: 03-3657-4196
FAX: 03-3673-4755
Mail: info@ogawa-tech.jp