日本の経済統計と転換点
157 安くなった日本人 - 平均給与の国際比較

改めて日本人の平均所得の推移を確認してみます。OECD35か国の中で、1997年の時点では第3位の最も水準の高い国の1つであったことがわかります。しかし、停滞を続けるうちに直近の2019年には20位にまで後退し、OECDの平均値すら下回る水準にまで落ち込んでいます。既にここまで国際的な地位を低下させているわけですね。

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085 先進国の経済成長の特徴 - 日本経済の特殊性

GDP、家計最終消費支出>労働生産性、平均賃金>消費者物価指数(CPI)という順番で経済成長していく先進国型の経済成長の標準型が、G7だけでなく他の高成長国でも当てはまるのか確認してみます。韓国、スウェーデン、メキシコ、ギリシャについての経済成長の形を可視化してみます。

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084 経済成長の共通点とは - GDP > 給与・生産性 > 物価

日本経済の転換点となった1997年を起点にして、G7各国のGDP、家計最終消費支出、労働生産性、平均給与、CPI、1人当たりGDPの成長率を比較します。主要国の経済成長の特徴として、GDP、家計最終消費支出>労働生産性、平均所得>CPIという特徴が見えてきました。これに対して日本経済のカタチについても可視化します。

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082 平成時代で失った日本の成長 - 1997年という転換点

OECDの統計データから、G7各国の1人当たりGDP、平均所得、家計消費について、日本経済の転換点となった1997年からの変化を可視化します。日本だけが停滞している状況ですが、もし他の主要国並みに経済発展していたとしたら、、、も考えてみましょう。日本経済が平成時代に失ったものはあまりにも大きいようです。

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032 株価と豊かさ - 低所得化でも株価上昇で満足度アップ?

日本型グローバリズムの進展もあって、日本国内の貧困化は進んでいます。私たち日本人は貧しくなりながらも何をよりどころとしているのでしょうか。また、生活に対する満足度はどの程度なのでしょうか。この停滞する日本で、実は満足感の高い日本人の特殊性が明らかになります。

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022 非正規社員という働き方 - 正規社員との給与格差

非正規社員が増えているというニュースが多いですが、実際の人数や正規社員との格差とはどの程度なのでしょうか。また、日本では何故非正規社員というカテゴリーが存在し、その存在感が増大しているのでしょうか。日本のビジネス観との関係性についても考えてみましょう。

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018 仕事の価値はいくら? - 付加価値と業務の棚卸

皆さんの「労働」は、企業経営者やお客様にとってどれくらいの価値があるのでしょうか。
「平均所得」や、「労働分配率」、「実労働時間」から、日本人の労働者の平均的な「付加価値」と「労働生産性」を計算していきます。OECD各国との比較も行い、日本の労働者がどれだけ安いのか可視化します。

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017 お金以外の豊かさとは!? まとめ編

OECDの統計データを基に、お金以外の「豊かさ」を可視化してきました。
今回は、そのデータを総合ポイントとしてまとめて、日本の豊かさがどの程度の水準なのかをバブルチャートで見える化します。

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014 お金以外の豊かさとは!? 安心・安全編

OECDの統計データを可視化しながら、お金以外の「豊かさ」を探っていきます。
今回は「安心・安全」についてフォーカスします。普段の生活を送るうえで、日本は比較的治安の良いイメージがあると思いますが、実際にはどのように評価されているのでしょうか。

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008 はたして日本は先進国か - 先進国平均未満の現在地

バブルチャートを使って、1人あたりGDPと平均給与の関連性を可視化してみます。1990年代は、先進国の中でも高い水準を誇った日本ですが、停滞が続く中で中程度の立ち位置へと変化してしまっているようです。

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