日本の経済統計と転換点
291 平均給与の名目と実質 - 主要先進国の特徴

日本の平均給与について、実質と名目の数値を各国ごとに比較してみます。名目も実質も停滞しているのは日本特有の傾向のようです。実質では停滞しているイタリアも、名目では成長しているようです。

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290 平均給与って何? - OECDデータの検証

日本の統計データの中での平均給与の違いと、OECDの計算方法について検証してみました。OECDでは、賃金・俸給を雇用者数で割り、更にフルタイム労働比率で割る事で、フルタイム相当の年間平均給与を計算している事になります。

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284 産業別の平均給与はいくら? - 労働者数と給与水準の変化

毎月勤労統計調査の結果より、産業別の労働者数と平均給与の推移を可視化してみました。労働者数の減る製造業や建設業で給与水準が上がり、労働者数の増える医療、福祉、教育などで給与水準が下がっているようです。

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283 パートタイムばかり増える日本? - 毎月勤労統計調査

毎月勤労統計調査の結果から、日本の労働者の就業形態別人数や現金給与総額の推移を可視化してみました。比較的低賃金のパートタイム労働者ばかりが増えているので、平均給与が下がっている側面がありそうです。

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231 実質賃金低下の謎 - 要注意な物価指数と実質値の関係

日本の統計データの実質賃金は下がっていますが、OECDデータの平均給与実質値は横ばいが続いていて乖離があるようです。共通の平均給与名目値を使って、異なる物価指数で実質化する事で、両者の違いの謎に迫ります。

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228 GDPと給与の名目と実質 - 実質化で異なる2つの指標

1人あたりGDPと賃金について、名目値、実質値の成長率を比較します。日本は両指標とも名目値は停滞していますが、実質値では1人あたりGDPは成長していて、平均給与は停滞しています。名目値が停滞していること自体が特殊ですが、実質値のこのような変化も先進国で4国程度とやはり特殊な状況と言えそうです。

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223 給与が増えない理由とは? - GDPと賃金の関係

日本は労働者数は増えていますが、給与総額は停滞していて、平均給与が減少しています。給与と付加価値(GDP)は強い相関があるため、付加価値を向上させていく事が必要と言えます。

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218 豊かになれない日本の労働者 - 世代別平均給与の推移

日本の労働者の平均給与について、男女別、年齢階層別に推移を確認していきます。男性は1997年をピークにどの年齢階層でも平均給与が減少しています。反対に、女性はやや増加傾向のようですが、男性と比較して総じて低水準でかつ年齢階層別の差がほとんどないという特徴があるようです。

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046 安くなったエンジニア - 格差の小さい日本特有の賃金体系

JETROの投資関連コスト比較調査の結果から、2004年と2018年の変化について、ワーカー、エンジニア、中間管理職の月額賃金を比較します。ワーカーに対して、エンジニアや中間管理職など職級が上がるほど賃金が下落する日本の特徴が明らかになります。

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045 日本人の誰が安いのか? - 月額賃金で見る新興国との差

JETROの投資関連コスト比較調査から、製造業におけるワーカー、エンジニア、中間管理職の賃金を国際比較します。ワーカーの賃金は高い水準ですが、スペシャリストであるエンジニア、チームリーダーである中間管理職の賃金はどうでしょうか。日本人の誰が安いのか、是非ご確認ください。

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