日本の経済統計と転換点
304 公務・教育・保健の平均時給 - 公共的産業の対価

公共的な産業である公務・教育・保健の平均時給(労働時間あたり雇用者報酬)について国際比較してみました。日本では産業間で高い水準だったのが減少傾向にあります。国際比較しても他国との差は開き、近年では先進国の中でも低い水準となります。

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303 専門サービス業の平均時給 - 平均的な給与水準の産業

専門サービス業の平均時給(労働時間あたり雇用者報酬)について国際比較してみました。日本の専門サービス業は、産業間では全産業平均値並みですが、国際的にはかなり低い水準になるようです。

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302 金融保険業の平均時給 - 高水準でも低順位

情報通信業と共に水準の高い金融保険業の平均時給(労働時間あたり雇用者報酬)について国際比較してみました。国内の産業間では平均時給が高い水準ですが、国際比較すると大きく順位が後退し、相対的に対価が低く抑えられているようです。

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301 情報通信業の平均時給 - 高付加価値産業の実力値

情報通信業の平均時給(労働時間あたり雇用者報酬)について国際比較してみました。日本は産業間ではかなり高い水準ですが、国際比較してみるとむしろそれでも低い方になるようです。エリート産業の水準が低く、産業間の格差が小さいとも言えそうです。

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300 一般サービス業の平均時給 - 各国でも低めの産業

一般サービス業の平均時給(労働時間あたり雇用者報酬)について国際比較してみました。日本の一般サービス業の平均時給は平均値を大きく下回ります。国際比較してみると、平均時給の低い産業であることは共通しているようです。

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296 日本の時給は上がってる? - 産業別の時間あたり雇用者報酬

日本の平均時給について、確認してみます。OECDのデータと日本のデータを重ね合わせると見事に一致する事が確認できます。産業別に見ると、どの産業でも1990年代に平均時給がピークとなり、その後減少し、2010年ころから上昇傾向が続いている事がわかります。

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295 平均給与の要因分解 - 実質成長率の各国比較

主要先進国各国の平均給与実質成長率について、要因分解を試みた結果をご紹介します。賃金・俸給の総額が増え、雇用者が増え、物価が上昇する事で、実質成長率がプラスを続けているのが他国の特徴ですが、日本だけ傾向が全く異なる事がわかります。

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294 平均給与の実質成長率 - 要因分解による分析例

OECDで公開されている日本の平均給与の実質成長率について、要因分解を試みた結果をご紹介します。日本は賃金・俸給の総額が減少したり、物価が低下したりと特殊要因が多く、ゼロ近辺で長期間アップダウンしている状況です。

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293 平均給与の実質化 - 基準年と物価指数

日本の平均給与について、物価指数と基準年を変更した場合の計算例をご紹介します。日本は物価指数に乖離があり、停滞・低下しているため実質化の計算結果も異なります。

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292 平均給与の国際比較 - 為替レート換算と購買力平価換算

主要先進国の平均給与を国際比較してみます。実質の推移、名目の為替レート換算、購買力平価換算で見ても、日本は長く停滞傾向が続き、今や先進国の中でも下位グループにまで立ち位置を低下させています。

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