2026.07.17 書籍出版 経済の現場から統計データで見る インフレ日本の安い賃金
1. 書籍の出版
この度、7/17(金)に日経BPより拙著「経済の現場から統計データで見るインフレ日本の安い賃金」が出版されました!

普段、経済統計データをグラフ化して共有する活動をさせていただいておりますが、その成果が1冊の本となりました。
統計データを可視化して、日本の現在地や課題を明らかにした上で、私たち働く当事者がどのようなマインドセットを持ったらよいかを考えるという内容です。
高校生でも理解できるように工夫いたしましたので、誰でも腹落ちして楽しんで読んでいただける内容となっております。
2. 書籍の内容
本書の内容は次の通りです。
第1章 インフレ日本の安い賃金
強すぎる「高品質・低価格」志向が生み出す「労働力搾取・低賃金」の実態
日本ではカスハラ・下請けいじめなどストレスの多い仕事が多く、労働者の賃金は低く、エンゲージメント(熱意や愛社精神)も低いようです。
・日本人の働き方は、世界からどう見えているのか?
・日本人の給与は、今「どのくらい安い」のか?
・「安くて良い」を実現するための「目に見えない犠牲」
・日本の価値だけ「安いまま」で取り残されたわけ ほか
第2章 統計データが示す「日本の経済・社会の現在地」
安さへの欲求の裏で膨らんだ「貧しさ」を読み解く
誰もが安くて良いモノを求めた結果、日本の豊かさは先進国の中でもかなり低い水準へと変化しています。
所得水準が低く、更に格差が大きく、貧困率も高いという状況です。
仕事の価値が適切に認められていない事がその根底にありそうです。
・静かに進行する貧困化が見た目以上に深刻な理由
・つらいとき、まず自分を責める日本人
・「貧しさ」と「心の余裕の欠如」の負のスパイラル
・「日本人の低い労働生産性」と「仕事の価値の安さ」
・なぜ株価だけが上がるのか? ほか
第3章 「賃金上昇のカギ=付加価値」の解像度を上げる
労働の対価(給与)を上げるための前提知識
仕事とは「価値生産の代行」で、その金額的価値が「付加価値」であることを前提に、仕事の本質を腹落ちする言葉で理解します。
・すべての仕事は「価値生産の代行」である
・「目の前の親切」が、実は経済活動をゆがめている?
・「付加価値に見合った適正な額を支払う」ということ
・人の仕事を軽んじることが、「自分の安売り」につながる理由 ほか
第4章 労働と付加価値についての「日本のおかしな思い込み」
現場が疲弊する原因を深掘りする
仕事は「人の仕事」と「資本の仕事」に大別する事ができ、日本では資本の仕事が重視され、人の仕事の価値が低い実情を確認します。
・「資本の仕事」が「人の仕事」を変えていく
・付加価値の分配で経済は「回る」
・この仕事がなぜ無償? 現場で痛感する不条理な経済感覚
・統計データと現場感覚が示す、日本経済回復&賃金アップの解決策 など
第5章 日本人の無自覚な「自分の安売り」はどこからきたか
「形のないもの」の価値を正しく見積もるには
日本の現在地と、経済の構造を踏まえた上で、なぜ日本では付加価値が増えず、人の仕事の価値が置き去りにされてきたのかを、統計データから紐解きます。
・今の閉塞感の根源はどこにある?
・「日本企業は内部留保を減らして投資を増やすべき」は的外れ?
・グローバル化は日本人の賃金をどう変えたのか?
・「安くて良いモノだらけの日本」を支えるのは「人の犠牲」か
・こうして日本は「安い国」になった ほか
第6章 データが示す「日本の豊かな未来」への処方箋
「人の仕事の価値」を正しく捉える仕組みはつくれるか
今後、大きく環境が変化していく日本経済において、私たち働く当事者がどのような経済活動を行っていけばよいのか、「人の仕事の価値」を正しく見積もる考え方をまとめます。
・価値の見直しから始まる「豊かな日本のサイクル」とは?
・「中小企業から日本経済の好循環が始まる」と私が考える5つの理由
・そして「売り手が顧客を選ぶ時代」がやってくる
・多品種少量時代の新しい「価格の決まり方」
・いま改めて「仕事の価値」を考える
・豊かで寛容な社会への第一歩は適正価格から ほか
終章 まずは「適正な取引価格」から始めよう
「対等な取引」と「仕事へのリスペクト」が日本を変える
まずは、適正な取引価格と対等とな取引関係を取り戻す、誰もができる豊かな生活への第一歩です。
その重要性と意味について整理します。
・売り手も買い手も誰もが「価格の鎖」の一員
・ビジネスは「価格のバトンリレー」である
・私たちは皆、「売り手」であり「買い手」でもあるという自覚の大切さ
・「足りなさ」に豊かさを学ぶということ など
3. 書籍の概要

経済の現場から統計データで見る インフレ日本の安い賃金
出版社: 日経BP
発売日 : 2026/7/17
ISBN-10 : 4296002732
ISBN-13 : 978-4296002733
寸法 : 21 x 14.8 x 2 cm
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株式会社小川製作所
取締役 小川真由
< 筆者紹介 >
2004年慶應義塾大学大学院修了後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)の航空宇宙カンパニーに入社し新規航空機の開発に携わる。5軸加工を中心とした精密機械加工業者での修行を経て、株式会社小川製作所に合流。
製缶・溶接・研磨加工、精密機械部品の製造・供給、機械設計・開発支援の3つの事業を手掛ける。WEBメディアを中心に、情報発信も積極的に行う。2024年よりNews Picksのプロピッカーとしても活動。
<主なWEBメディア掲載実績>
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