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医療機器製造業

当社では、医療機器製造業として医療機器の製造や受託加工を承っています。

特に鉗子などの鋼製器具では、多品種少量のバフ研磨加工を長年受託してきました。
また、SUS420やSUS630のTIG溶接加工などにも多くの実績がございます。

医療機器の製造や受託加工は是非お任せください。

医療機器製造業 登録番号: 13BZ201737

医療機器のバフ研磨加工

研磨加工は、部品の表面を磨いて綺麗に仕上げる技術です。
当社では主にバフ研磨加工により、鉗子等の医療機器(鋼製器具)の研磨加工を請け負っています。

鋼製器具は多品種少量で、ロット内でも寸法のバラツキが大きく、研磨工程を自動化する事は困難な場合が多いようです。
加えて、その製作工程から、研磨加工では表面が粗い状態から形を整えながらの「粗磨き」工程が必要となります。

現在バフ研磨の専業業者は、後継者不足などから急激に減少しています。
中でも、粗磨きに対応できる研磨業者は、都内でもほとんど存在しないほどになってしまっています。

当社では、元々培ってきた板金加工用の研磨技術を生かし、独自の粗磨き工程を確立して医療機器の研磨加工を承っています。
医療機器ではステンレス製が多いですが、真鍮やアルミも研磨可能です。

また、協力工場との協業により、バフ研磨後の電解研磨まで承る事が可能です。

医療器具

粗磨きから対応可能です!

表面がざらついた素材でも、形を整えながらの研磨が可能です。
通常の研磨業者は、粗磨きでの対応ができませんので、このような研磨は難しいとされています。

当社では機械加工仕上げはもちろん、鍛造品や鋳造品、グラインダで成形した後の状態からでも、粗磨き工程で形を整えながら研磨対応が可能です。

鉗子などの複雑で繊細な部品でも、熟練の技術で形を損ねずに丁寧に仕上げます。

粗磨き工程

バフ研磨機
鉄バフ

粗磨き工程には、主に「鉄バフ」(エメリーバフ)を使用します。

鉄バフは、ホイール上のバフの側面に粉状の「カーボランダム」(金剛砂)を膠で巻き付けた道具となります。
所望の粒度のカーボランダムを、都合に合わせて成形したバフに巻き付ける事で、様々な形状に合わせた研磨道具として活用しています。

仕上げ磨きでは消せない傷や、成形過程において生じた段差なども、滑らかに形を整えながら磨くことが可能です。
カーボランダムの粒度は#60~#300程度までを用意しています。

仕上げ磨き工程

仕上げ磨き

鉄バフによって粗磨きが終わった製品は、仕上磨き工程で最終的な研磨状態に磨かれます。
一般的な#400仕上げと、さらに鏡面仕上げまで対応しています。

ステンレス製の医療器具などは、一般的に#400番相当の仕上げとなります。
使用するのはサイザルバフと、ステンレス専用の研磨材です。

鏡面仕上げは、更にその後にフェルト・綿系のバフと専用研磨材で磨いていきます。

研磨実績

鉗子

鋼製器具の研磨加工は200~300個/月程度の実績があります。

もちろん鉗子以外の医療機器や、食品機械部品、理化学装置部品、半導体製造装置部品など、様々な分野のバフ研磨を粗磨きから対応させていただいております。

<鉗子等 医療機器の研磨実績>
 ケリー鉗子、ツッペル鉗子、リスター鉗子、ペアン鉗子、コッヘル鉗子、アリス鉗子
 ミクリッツ鉗子、ローラー鉗子、胎盤鉗子、小児用鉗子、各種把持鉗子、各種剥離鉗子
 ドヤン鉗子、血管鉗子、粘膜鉗子、 ケリソン鉗子
 剥離子、骨鋭匙、骨膜起子、開口器、開胸器、ラスパトリウム、スパーテル、各種鈎
 開創器、開胸器、鼻鏡、キャリパー、小物各種

医療機器の溶接加工

当社では熟練職人のTIG溶接技術を生かして、医療機器の溶接加工を承っています。

主にTIG溶接により接合してビードを盛り、バフ研磨加工により表面を平滑に仕上げることが可能です。

一般的なSUS304、SUS316、SUS316Lだけでなく、医療機器に多いSUS420やSUS630の溶接も多くの実績があります。
極力溶接による凹みを低減し、自然な仕上がりに仕立てることが可能です。

また、協力工場との協業により、レーザー溶接やロウ付けによる接合も可能です。

医療機器の製造・加工に関するお問い合わせ

医療機器の製造・加工についてご不明な点やご要望がありましたら、下記よりお気軽にお問い合わせ下さい。

<お問い合わせ先>
株式会社⼩川製作所
営業・技術担当 ⼩川宛
TEL: 03-3657-4196
FAX: 03-3673-4755
Mail: info@ogawa-tech.jp