2021.10.11 講義 成城大学

キャリアデザイン科目での講義

2021年10月11日 成城大学 「キャリアデザイン科目」にて、「ビジネスの現状を知る ~日本経済とビジネスの課題~」というテーマで1コマの講義を行わせていただきました。

時節柄、オンラインでの登壇となりましたが、普段ブログや連載記事等で発信させていただいている、日本の経済統計に関するファクトの共有と、今後の国内経済として目指すべき方向性についてお話しさせていただきました。

大変熱心な学生さんが多く、講演後の質疑では鋭い質問を多数いただきました。
学生にとっても、今後の日本経済の先行きに不安を抱える中、大変関心の高いテーマという事を実感いたしました。

今回は株式会社クオリティ・オブ・ライフ 原様にお声がけをいただきまして、登壇させていただく運びとなりました。
このような機会をいただきましたことを、心より御礼申しあげます。

今後、このような講義・講演や執筆の機会を増やしていく予定です。

講義の概要

講義 タイトル

今回は「ビジネスの現状を知る」というタイトルでお話をさせていただきました。

講義 平均所得 1人あたりGDP 相関図

様々な経済統計データをご紹介し、日本は1990年代の最先進国の一角から既に凡庸な先進国へと立ち位置を変化させている状況を解説しました。

講義 産業別GDP 相関図

特に日本では、全体のGDPが停滞する中で、最大産業の製造業が変質しています。
実質GDPで成長していて、物価が下がり、名目GDPが縮小するという状況です。
つまり、「値段を下げたくさん作っているけれども経済が縮小している」事を物語っており、「規模の経済」一辺倒の経済観では立ち行かなくなりつつあるという象徴的な事例としてご紹介しました。

講義 多様性の経済

国内経済の主役である中小零細企業が、「人の仕事」に適正な価値をつけ、多様なモノやサービスを提供する「多様性の経済」の重要性を訴え、この経済観を広めていく事が大切ではないかと提言させていただきました。

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小川真由プロフィール画像

< 筆者紹介 >
2004年慶應義塾大学大学院修了後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)の航空宇宙カンパニーに入社し新規航空機の開発に携わる。5軸加工を中心とした精密機械加工業者での修行を経て、株式会社小川製作所に合流。
製缶・溶接・研磨加工、精密機械部品の製造・供給、機械設計・開発支援の3つの事業を手掛ける。WEBメディアを中心に、情報発信も積極的に行う。2024年よりNews Picksのプロピッカーとしても活動。

<主なWEBメディア掲載実績>
ミスミmeviy: 製造現場から褒められる部品設計の秘訣
ミスミmeviy: 中小企業経営から学ぶ生産性向上の秘訣
ITmedia MONOist: ファクトから考える中小製造業の生きる道
ITmedia MONOist: イチから分かる 楽しく学ぶ経済の話
ITmedia MONOist: 小川製作所のスキマ時間にながめる経済データ
News Picks: 中小企業の付加価値経営
note: 日本の経済統計と転換点

<SNS>
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