036 材料:ステンレス - 丸棒材の規格
1. 棒材の種類
棒材で一般的に用いられるのが、丸棒とフラットバーですね。
真四角の角棒や、六角棒なども良く利用されます。
今回は最も良く利用される棒材である、丸棒の一般に流通している規格寸法をご紹介します。
2. 丸棒の規格寸法
ステンレスの丸棒は、ピーリング材、酸洗材、冷間引抜材、センタレス研磨材などが流通しています。
規格寸法や表面の状態などは、材料メーカーや卸問屋で異なりますので、ここでは規格寸法の一例をご紹介します。
種類 | 表面状態 | 直径 |
---|---|---|
SUS304 SUS316 SUS316L SUS303 など | ピーリング材 酸洗材 冷間引抜材 センタレス研磨材 | 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20 21, 22, 23, 24, 25, 26, 28, 30, 35, 36, 38, 40, 42, 44, 45, 46, 48, 50 55, 60, 65, 70, 75, 80, 85, 90, 100, 100, 105, 110, 115, 120 125, 130, 135, 140, 145, 150, 155, 160 |
※ 各材料の寸法はお取引の材料業者に遠い合わせ下さい
※ Φ160mm以上の材料もターニング材として流通している場合があります
3. 丸棒の規格選定の際の注意点
丸棒は規格によって、表面の状態や直径の寸法公差が異なります。
可能な限り図面に規格まで記載していただくと、製造側との認識違いによるトラブルを避けられます。
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株式会社小川製作所
取締役 小川真由
< 筆者紹介 >
2004年慶應義塾大学大学院修了後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)の航空宇宙カンパニーに入社し新規航空機の開発に携わる。5軸加工を中心とした精密機械加工業者での修行を経て、株式会社小川製作所に合流。
製缶・溶接・研磨加工、精密機械部品の製造・供給、機械設計・開発支援の3つの事業を手掛ける。WEBメディアを中心に、情報発信も積極的に行う。2024年よりNews Picksのプロピッカーとしても活動。
<主なWEBメディア掲載実績>
ミスミmeviy: 製造現場から褒められる部品設計の秘訣
ミスミmeviy: 中小企業経営から学ぶ生産性向上の秘訣
ITmedia MONOist: ファクトから考える中小製造業の生きる道
ITmedia MONOist: イチから分かる 楽しく学ぶ経済の話
ITmedia MONOist: 小川製作所のスキマ時間にながめる経済データ
News Picks: 中小企業の付加価値経営
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