044 材料:アルミ合金 - フラットバーの規格

アルミ合金:フラットバーの規格

1. 棒材の種類

棒材で一般的に用いられるのが、丸棒とフラットバーですね。
真四角の角棒なども良く利用されます。

フラットバー・角棒は、一定の厚みと幅を持った長尺の材料です。
必要な長さで切断し、プレート形状の材料として活用できます。

フラットバーはこのような汎用性の高さが魅力です。

棒材

2. フラットバーの規格寸法

フラットバー(平鋼)は規格の幅と板厚で流通していますので、好きな長さに切断してプレート材として手軽に利用できる利点があります。
規格寸法を覚えておくと、合理的な設計に役立ちますね。

アルミ合金の場合は、A6063が標準となります。

材質幅:W [mm]板厚:t [mm]
A606396
102, 3, 4, 5, 6,
123, 4, 5, 6
152, 3, 4, 5, 6, 8, 10
202, 3, 4, 5, 6, 8, 9, 10, 12, 15
252, 3, 4, 5, 6, 8, 10, 12, 13, 15, 20
2613
302, 3, 4, 5, 6, 8, 9, 10, 12, 25, 20, 25
326, 8
353, 5, 6, 8, 10, 20, 25
402, 3, 4, 5, 6, 8, 9, 10, 12, 13, 15, 20, 25, 30, 35
4510
502, 3, 4, 5, 6, 8, 9, 10, 12, 15, 20, 25, 30, 35, 40
605, 6, 8, 9, 10, 12, 15, 20, 25, 30, 35, 40
704, 5, 10, 15
756, 8, 9, 10, 12, 15, 30, 35, 40
8010, 20, 25
8535
1005, 6, 8, 9, 10, 12, 15, 20, 25, 30, 35, 40
12010, 12
12510
15010, 15, 20
アルミ合金 フラットバー 規格寸法 ※ 材料業者提供情報を基に当社にて編集

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小川真由プロフィール画像

< 筆者紹介 >
2004年慶應義塾大学大学院修了後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)の航空宇宙カンパニーに入社し新規航空機の開発に携わる。5軸加工を中心とした精密機械加工業者での修行を経て、株式会社小川製作所に合流。
製缶・溶接・研磨加工、精密機械部品の製造・供給、機械設計・開発支援の3つの事業を手掛ける。WEBメディアを中心に、情報発信も積極的に行う。2024年よりNews Picksのプロピッカーとしても活動。

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