日本の経済統計と転換点
318 家計の消費は増えている? - 現実個別消費の内訳

現実個別消費の内訳について、国際比較してみます。アメリカは極端に政府の寄与が小さく、北欧諸国やフランス、ドイツは高い水準です。日本は近年で20%程度と、先進国の中では中程度の割合となるようです。

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317 実質的な現実個別消費 - 1人あたりの国際比較

人口1人あたりの現実個別消費について、実質での水準比較をご紹介します。実質値としては日本は低めの水準が続いています。実質成長率も低めながら、フランスと同程度ということになります。

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316 日本の現実個別消費は少ない? - 1人あたりの国際比較

家計の実際に消費した金額である現実個別消費の1人あたりの水準について国際比較してみます。日本の水準は2021年で先進国中位程度の水準のようです。

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315 現実個別消費って何? - 国民の豊かさの指標

家計による現実的、個別的な消費である現実個別消費について解説します。日本の現実個別消費は、家計最終消費が横ばいで、政府個別消費支出が増加しているため、緩やかに増加傾向となっています。全体に占める政府個別消費支出は2割ほどです。

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274 金融機関の金融勘定 - 経済活動の拡大と収縮

金融機関の金融勘定 対GDP比について、主要先進国での推移を比較してみます。その国の金融取引が総合的に可視化されます。リーマンショックまでの拡大から一転して極端に収縮するアメリカ、フランス、イギリス、ドイツと、その前から収縮していた日本、イタリア、安定的に推移しているカナダといった特徴があるようです。

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272 政府の金融勘定 - 日本政府の負債が増えた時期とは?

主要国政府の金融勘定 対GDP比について比較してみます。政府の資金過不足はマイナス気味が基本となりますが、さらに経済危機へのリアクションとして大きく負債を増やす挙動が共通して確認できます。また、日本だけ1998~2004年の企業活動の変調へのリアクションとして負債を増やした期間が観測されます。

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269 金融勘定の対GDP比 - バブル崩壊までの特殊状況とその後

日本の各経済主体の金融勘定について、対GDP比での推移を眺めてみます。バブル崩壊までは、家計は年間10%前後の資金余剰が続いていて、特に現金・預金は5~10%の増加が続いていました。企業や政府の挙動の変化も、対GDP比で見ると興味深い気候がありそうです。

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268 金融勘定で見る日本経済 - 企業の挙動と政府のリアクション

日本の各経済主体の金融勘定の詳細を眺めてみます。どのタイミング度どの主体が、どのような挙動をしていたのかが良くわかります。特にバブル崩壊を機に変質した企業が、今後も大きな黒字主体であり続けるのか、とても興味深いところです。

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265 金融資産・負債比較 政府編

G7各国の政府の金融資産・負債残高について比較してみます。日本の政府は負債が多いようですが、金融資産も多く持っていて、差し引きの純金融負債はアメリカ、イタリアに次いで3番目、イギリスと同じくらいです。対GDP比で見るとイタリアに次いで2番目で、負債に対してGDPの水準が低いようです。

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260 政府の金融資産・負債残高 - 意外と多い日本政府の資産

G7各国の政府の金融資産・負債残高を眺めてみます。負債のうち債務証券(国債)が大半を占めるのは共通していますが、金融資産の規模が各国で異なるようです。日本は負債に対して51%と、比較的多くの金融資産を政府が持っていることになります。

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