043 材料:アルミ合金 - 丸棒材の規格

アルミ合金:丸棒材の規格

1.棒材の種類

アルミ合金の棒材は、主に丸棒と角棒・フラットバーが用いられます。

特に丸棒は、旋盤加工などで機構部品として利用される頻度の高い材料です。
ここでは、アルミ合金の丸棒について、一般に流通している規格材料をご紹介します。

棒材
アルミ合金 棒材 イメージ

2. 棒材の規格寸法

アルミ合金の丸棒材は、直径と長さを指定して材料業者から購入するのが一般的です。
直径の小さい材料は、定尺長さでの購入になる場合もあります。

直径:D[mm]A5052
H34
A5056
H34
A2017
T4
A2024
T4
A6061
T6
4
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アルミ合金 丸棒材 寸法規格 ※材料業者提供情報より当社にて編集
直径:D[mm]A5052
H112
A5056
H112
A2017
T4
A2024
T4
A6061
T6
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65
68
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75
80
81
85
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95
100
105
110
115
120
125
130
140
145
150
155
160
165
170
175
180
185
190
200
210
220
230
240
250
260
270
280
290
300
310
320
330
340
360
370
アルミ合金材料 丸棒材 寸法規格 ※材料業者提供情報を基に当社にて編集

アルミ合金の丸棒材には、上記に挙げた以外にも、A6063やA5083の材料も存在します。
Φ370より大きい材料については、鋳造材も存在するようです。
さらに大きな直径については、プレート材から切り抜いて利用する事も検討できますが、材料の入手にコストと工期がかかります。

また、JIS規格で定められる直径公差の材料のみならず、高精度材なども各メーカーから出されていますので、設計の際に確認してみると良いでしょう。

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小川真由プロフィール画像

< 筆者紹介 >
2004年慶應義塾大学大学院修了後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)の航空宇宙カンパニーに入社し新規航空機の開発に携わる。5軸加工を中心とした精密機械加工業者での修行を経て、株式会社小川製作所に合流。
製缶・溶接・研磨加工、精密機械部品の製造・供給、機械設計・開発支援の3つの事業を手掛ける。WEBメディアを中心に、情報発信も積極的に行う。2024年よりNews Picksのプロピッカーとしても活動。

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ミスミmeviy: 製造現場から褒められる部品設計の秘訣
ミスミmeviy: 中小企業経営から学ぶ生産性向上の秘訣
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ITmedia MONOist: 小川製作所のスキマ時間にながめる経済データ
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